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日本で普段耳にする英語のほとんどがアメリカ英語のため、いざイギリスに行ってみると「あれ?」と感じることが多々あります。
1800年代に遡りますが、あるイギリスの詩人はこう書きました。
“We have really everything in common with America nowadays except, of course, language.”
「現代において、アメリカとイギリスは、本当にすべてにおいて共通している。もちろん、言語をのぞいて。」
皮肉ですが、とても端的にイギリス人の気持ちを代弁しています。イギリス人の中には、アメリカ人はEnglish(Englandで話される言葉English)ではなくAmerican(アメリカ語) を話すと言う人もいるくらいです。今回は旅行中に耳にするイギリスならではの言葉や表現を、アメリカ英語と対比させながらご紹介します。
イギリス英語とアメリカ英語の大きな違いの一つは、使う言葉のチョイスや言い方の違いです。ある統計によると、アメリカ人の日常会話に出てくる単語において、イギリス人の知らない英単語が約4000語あるそうです。
* アメリカ人はなぜか物によっては、有名なブランド名を使う傾向にあります。
* ロンドンの地下鉄は「tube」とも呼ばれています。
* 綴りにも注目! イギリスでは「center」を「centre」と書きます。
* イギリスでは「drug」というと麻薬のイメージが強まります。ちなみに薬は「medicine」です。
* レストランなどでお会計を頼みたいときには「May I have the bill, please ?」(英)と言えばOK。イギリスで「check」(イギリスでの綴りは「cheque」)は、小切手を意味します。
* エスカレーターはアメリカでもイギリスでも「escalator」です。
* イギリスでは1階が「ground floor」、2階が「first floor」、3階が「second floor」となります。
* イギリス口語では「loo」という言葉も使われます。
* ガソリンスタンドは「gas station」(米)、「petrol station」(英)となります。
* イギリスで「pants」は下着のパンツを意味しますので要注意!
* イングランド銀行の休業にちなみ、イギリスでは祝日を「bank holiday」と呼ぶようになったようです。
* イギリスでchipsというと、フライドポテトになります。
アメリカ英語とイギリス英語では、単語によってはスペルの綴りが少しだけ変わってきます。下記の例はほんの一部で、例をあげればキリがありません。
スペルの違いが生まれた理由には、面白い背景があります。アメリカ学問の父、ノア・ウェブスターが辞書編集を行った際に、イギリス英語のスペルと実際の発音の違いを、もどかしく思いました。そして、発音に合わせたスペルに変更して、アメリカ版の辞書を作り上げました。
先ほど挙げたcolour(英)は “u” の音を発音しません。ですので、アメリカではcolorと綴るのです。イギリス版のスペルを一掃して、アメリカ版に変えたことは、アメリカがイギリスから独立したことを見せる一つの方法であったという説もあります。
スペルの小さな違いは、日常生活においては全く問題ありません。しかし、あなたが留学を考えているなら、注意すべき違いです。レポート提出の時などに、スペルミスは減点対象!あなたの留学する国が、どこの英語形式をとっているか確認しておくべきです。
例えば、オーストラリアはイギリス式スペルを使っています。ですから、あなたがオーストラリアで勉強するなら、パソコン上のスペルチェックを英国式に変えることをお勧めします(大抵は初期設定で米国式になっています)。
さて、左と右、どちらがイギリス英語でどちらがアメリカ英語だと思いますか?正解は、私たちに馴染みがある左のつづりがアメリカ英語です。基本的にアメリカ人はlazyなので、省略するのが大好きです。’gonna”wannna’もその例です。ただ、最後の ‘skillful’に関しては、アメリカ英語のほうが’l’が一つ多くなっています。
最後に意味は同じだけど違う英単語を使うときの違いについて説明します。
左と右、どちらがイギリス英語だと思いますか?正解は左です。
ここに挙げた例はほんの一例です。他にもまだまだたくさんありますし、単語のみならず表現の違いもあります。「噂をすれば影」をイギリス英語では “Speak of the devil.”と言いますが、アメリカ英語では”Talk of the devil.”と言います。このように、単語・表現の違いはかなりあるため、実はイギリス人がアメリカの映画を観ても100%分かりません。逆も同じです。
私たち英語のnonnative speakerにとって、よほど同じ国に長期滞在しない限り、完璧なイギリス英語やアメリカ英語を話すことは不可能に近いです。私たちが学校で学習する英語はアメリカ英語がほとんどですが、実は私たちが普段無意識に触れる英語に、イギリス英語も結構入っています。Native speakerでさえ環境によって英語が変わってくるものです。友人のイギリス人は日本でアメリカ人と接しているので、今ではアメリカアクセント(American twangと言ったりします)が入ってきました。
英語学習者はイギリス英語、アメリカ英語などはあまり気にしなくてもいいと思います。機会があればその都度その都度イギリス英語なり、アメリカ英語なり吸収していけばよいですし、2つの英語が混じって深刻な不都合を感じることはほぼありません。
しかし数人のイギリス人に聞いたところ、カタカナ英語以上に違和感を感じるのが、イギリスにいるにもかかわらず、アメリカ英語を話す日本人だということでした。その逆で、アメリカでイギリス英語を話す日本人も、違和感があるのかもしれません。
イギリス英語とアメリカ英語の発音の違いを使い分けることができれば、現地の人により受け入れてもらいやすくなります。ここでは、その中でも代表的なものをご紹介します。
アメリカ英語とイギリス英語の一番の大きな違い、それはやはりアクセント!もちろんアメリカ国内、イギリス国内でも、地方によってなまりはあります。ここでは標準的な両国の英語を比べてみましょう。アメリカ英語ではリンキング・リエゾンがよく起きています。音がつながり、変化したり、なくなりがちなので、字面と実際の音とは違うことが多いんです。
American accent は前の単語と後ろにくる単語が、繋がって発音される場合が多いです。また、文の最後の音はあまりきちんと発音しません。British accentに比べると、少し力の抜けたような話し方に聞こえます。
対して、Btistish accentは割と、一語一語をきちんと発音します。そして、音の強弱が比較的、強いです。アメリカ英語に慣れると、少しドスンドスンとしたように聞こえるでしょう。
例えば、What are you doing? は、British accentでは「ワッタアユドィーイング?」と聞こえます。一方でAmerican accentでは「ワラュドューイン?」のように聞こえます。イギリス映画とアメリカ映画で、英語を聞き比べると、その違いは明白です。
一般的に日本では、アメリカのアクセントで教育を受けます。ですから日本人にとって、イギリスのアクセントは違う言語のように初めは聞こえるかもしれません。しかし、慣れるとイギリス英語のほうが、しっかりと発音してくれるので割と聞き取りやすいです。
イントネーションの違いは、単純に、上がり口調(rise intonation)をよく使うか下がり口調(fall intonation)をよく使うかに分かれます。この特徴は、”Are you hungry?”や”Do you like English?”などのYes/No questionsで顕著に現れます。イギリス英語ではよく下がり口調が使われます。
標準的なイギリス英語では、母音が綺麗に発音されます。例えば、
“What are you doing?”
が、イギリス英語では「ワタユドゥーイング?」と聞こえるのに対して、アメリカ英語では「ワラユドゥーイング?」に聞こえます。
“Not at all.”だと、イギリス英語では「ノッタットー」と聞こえますが、アメリカ英語では「ノラロー」と聞こえます。アメリカ英語では、’t’と母音がくっつくと、’t’が’r’のような音になります。従って「ワラユドゥーイング?」のように聞こえるわけです。
また、単語レベルでの違いもあります。例えば’garage’をイギリス英語では「ガレージ」、アメリカ英語では「ガラージ」と発音し、’vitamin’を前者では「ヴィタミン」、後者では「ヴァイタミン」と発音します。参考までに、一口にイギリス英語と言っても北部と南部では発音がかなり違ってきます。
私の知っている友人にマンハッタン出身の人がいますが、彼は ‘study’を「ストゥディ」と発音します。一般的に、私たちが言う「イギリス英語」はロンドン付近出身の人たちが話す英語を指します。
アメリカ英語では、母音の間の”T”が”D”や”R”に変わって発音されることが多いです。カタカナで表すと、”party”が「パーリィー」になったり、”later”が「レーラー」や「レーダー」になったりします。
イギリス英語では、このような場合も”T”を発音するので、「パーティー」や、「レーター」のようになります。イギリス英語の方が、カタカナに近い発音と言われることが多いのは、この”T”の発音が大きく影響しているのかもしれません。
また、”cat”のように単語の終わりに”T”がある場合は、アメリカでもイギリスでも「キャッ」のような感じで、”T”を発音しないか、とても弱く発音することが多いです。
“A”を「アー」とはっきり発音するイギリスでは、”can’t”を「カーントゥ」や「カーン」と、発音します。
アメリカ英語では、”can”と”can’t”が、どちらも「キャン」になり、(単語の終わりの”T”を発音しないので)英語を聞きなれていない場合、違いを聞き分けるのが難しいことがあります。
しかし、日本ではアメリカ式の発音を学ぶことが多いので、イギリス人が「カーントゥ」と、発音しているのを初めて聞いた場合、少し驚いてしまうかもしれません。
“L”の発音は綺麗にできても、”R”は意識していないと、上手く発音できないことが多いかもしれません。しかし、イギリス英語の場合は、”R”で始まる単語や、母音の前の”R”を除き、”R”を発音しないことが多いです。
“door”は「ドー」、”sir”は「サー」になるので、舌を巻かなくて良いのです。カタカナ表記の伸ばす音「ー」だと思って発音すれば、ほぼ問題ありません。最初はまず「通じる発音」を目指しましょう。
イギリス英語はアメリカ英語に比べて、現在完了形(have + 過去分詞)を使う頻度が高いのが特徴です。アメリカでは過去形で言い表すようなことも、イギリスでは現在完了形を使って表現します。
「持っている」と言いたいとき、アメリカ英語では「have」を使いますが、イギリス英語では現在完了形を使い「have got」で表現します。
空港での入国審査の場面を取り上げてみましょう。滞在目的や日数の他に、帰りの飛行機のチケットを持っているかどうか聞かれることがあります。
「~を持っていますか?」と尋ねるときに、「Do you have ~ ?」という表現を使うのがアメリカ式。イギリスでは現在完了形を使って「Have you got ~ ?」と尋ねます。疑問文だけでなく肯定文でも「have」の代わりに「have got」を使います。
もちろん「have」を使っても通じますので、それほど気にする必要はありませんが、相手から「Have you got ~ ?」と尋ねられたときにパニックにならないように知っておくと心強いでしょう。
イギリスに行くのなら、ぜひ味わいたいのが「フィッシュ・アンド・チップス (Fish and Chips) 」。タラやカレイなどの白身魚に衣をつけて揚げたものに、じゃがいもが添えてある庶民的料理の代表格です。
イギリスで「チップス(chips)」といえば、棒状に切ったじゃがいものフライのこと。すなわち、私たちが「フライドポテト」と呼んでいるものを指します。
しかし前述したように、イギリスでは「クリスプス(crisps)」です。日本で普段耳にする英語のほとんどがアメリカ英語のため、いざイギリスに行ってみると「あれ?」と感じることが多々あります。国民的代表料理からして、すでに日本人がひっかかってしまうのです(笑)
アメリカ英語との違いはたくさんあります。しかし、どちらか一方の英語を学べば、もう一方の英語を理解するのに、さほど困らないはずです。アメリカ英語とイギリス英語、違いに気がつけば英語学習も今よりもっと楽しく、奥深いものになります。ぜひ違いを楽しみながら英語を学んでくださいね。
日本人は、地方から東京に引っ越した場合、共通語を話すようになることが多いですよね。しかしイギリス人の場合は、そうでない人が多いようで、ロンドン市内にいても色々な訛りを聞くことができます。有名なところでいうと、ポール・マッカトニーは今でもリバプール訛りの英語を話すんです。
こう考えると、ネイティブでない私たちが英語を話す場合、日本語訛りがなかなか抜けなのは、当然と言えるかもしれませんね。
初めから完璧な発音を目指すと、英語を話すのが苦痛になってしまうので、まずは相手に通じることを意識して、徐々にネイティブに近い発音を目指していきましょう。
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イギリス英語を聞いた時に「すごく聴きやすい」という人と「すごく聴きにくい」という意見に別れることが多いです。みなさんはイギリス英語はどうでしょうか?それぞれ一定以上聞いたことがないとなかなかく区別が付けにくいものです。
アメリカ英語とイギリス英語をどちらも英語リスニングできるようになるためには、TOEICのリスニング問題で練習するのがおすすめです。TOEICリスニング問題はアメリカ、イギリスはもちろん、カナダとオーストラリアの4カ国の英語ネイティブがリスニング問題音声を担当しています。
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