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その症状、もしかしたら栄養失調かも!?
栄養が不足することで起こりうる症状をご紹介します。
しっかり食べているはずなのに・・・栄養失調になってしまう原因や、もしなってしまった時に対処する方法など、意外に起こりうる栄養失調についてトコトン調べてみました!
日本人が陥っている栄養失調とは、発展途上国で見られるカロリーや栄養が足りていないことの栄養失調というより、必要な栄養がとれていないことを意味します。
必須アミノ酸、脂質、ビタミン、ミネラルが摂取できていないことです。
このような特徴を持つ栄養失調のことを、「新型栄養失調」と呼びます。
新型栄養失調とは、1日に必要なカロリーは足りているのに、必要な栄養素が不足していることです。
とくに問題となっているのがたんぱく質の不足で、たんぱく質はさまざまな部分を作るために使われる重要な栄養素だといえます。
皮膚、筋肉、血液、血管、免疫細胞、臓器などあらゆる部分でたんぱく質が使われ、不足すれば免疫細胞やホルモンが生成できず、内臓機能も正常に働きません。
そして血管の形成ができなくなれば、血管がもろくなって内出血をおこすリスクがあります。
たんぱく質はこのように生命を維持するために重要となる栄養素のため、足りなくなれば筋肉や骨格筋を削ってでもつくりだそうとします。
これがいわゆる、サルコペニアや骨粗しょう症の原因で、若い方もすでに予備軍の人が増えているため、注意が必要です。
このような栄養失調状態は、見た目はまだ若いのに、早くに老化していくようなものだと考えておきましょう。
とくに若い女性の間で、ダイエット願望が強い人が増えているため、筋肉や骨格筋を減らすような無理なダイエットをしていないか考える必要があります。
体の60%は水分、20%はたんぱく質が占めています。
たんぱく質を必要とする器官は、髪、爪、皮膚、筋肉、血液、血管、酵素、歯、骨、内臓、免疫細胞、ホルモンです。
皮膚や筋肉、髪を作る材料だということはよく知られています。
でも、体を正常に機能させる酵素やホルモンもたんぱく質を必要としていることは、知らなかった方もいるでしょう。
過度なダイエット願望がいきすぎると、最終的には摂食障害になってしまう人もいます。
摂食障害とは、食べ物が摂取できない「拒食症」も含まれており、最悪の場合死亡してしまう重症例も出ているのです。
摂食障害とは拒食症のように食べられない症状と、食べ過ぎてしまう「過食症」も含みます。
拒食症と過食症を繰り返し、たくさん食べたことに罪悪感があり、吐き戻して栄養が不足している状態が摂食障害です。
標準体重の85%を下回り、もっと痩せたい願望があると摂食障害の疑いがあります。
拒食症の診断では、標準体重の20%以上の減少です。
では85%を下回る体重とはどのくらいなのでしょうか?
160cmの女性がBMI22で標準だとする場合の例で紹介します。
160cmの身長で48kgは普通に見られる体重です。
むしろ若い女性の間では、太りすぎではないでしょうか?
160cmの身長でも30kg代の女性も少なくない時代です。
厚生労働省が発表した「国民健康・栄養調査」では、20代女性の29%が「やせ」に入っているというデータがあります。
若い女性の痩せすぎは、国を挙げて改善しなければならない問題とされているのです。
若いころに痩せすぎが問題となるのは、女性ホルモンのバランスが乱れて不妊になりやすく、骨密度が低下し将来の骨粗しょう症をまねくからです。
若い女性の間では過度なダイエット願望を持っている人が少なくありません。
テレビや雑誌に登場するモデルはスタイルがよく、流行のファッションを身に付けてもおしゃれに着こなしています。
そんな女性たちをみて、今はInstagramに自撮りしたファッションコーデをアップする一般の人も増えているようです。
メディアに露出するためには、痩せていることが当たり前となってきており、過度なダイエットを繰り返し、実は心も体もボロボロ・・・という方もいます。
若いからまだ何とか病気になるまでは至っていませんが、若いころの栄養失調は、若いときから骨密度が低下してしまい、更年期になってから後悔します。
若いころに栄養バランスが整い、骨がしっかり育っている人と、若いころにダイエットを繰り返し栄養失調だった人を比べると、更年期の骨密度は同じゼロスタートではありません。
圧倒的にダイエットを繰り返してきた人が不利になります。
「必要なカロリーはとっている」「1日3食食べている」という方でも、3食バランスのよい食事を心がけている人は少ないでしょう。
働き盛りの人は仕事が忙しいのはもちろん、子どもが生まれても仕事を辞めない女性は多いため、3食規則正しい食事は難しいのが現状です。
たとえば、こんな食事をしていないでしょうか?
仕事をしている人が3食バランスのよい食事をとることは難しく、現実的には朝や昼は炭水化物がメインになりがちです。
唯一夕食だけは作るという人も、1日不足したたんぱく質、ビタミン、ミネラルを補うことはできません。
若い世代で栄養失調になる原因のひとつが、朝食を抜いてしまうことです。
厚生労働省が発表した「2007国民健康・栄養調査」のデータによると、朝食をとらない人の割合は、とくに若者に多いことがわかりました。
実は朝食を抜く傾向が高い人は、朝食を抜く習慣が始まったのが小・中・高と学生の頃から始まっていることがわかっています。
共働き世帯の増加により、子どもの孤食も増えており、家族そろって朝食を食べる機会が減っているのも原因のひとつです。
いっけんヘルシーなように感じる野菜を中心とした食事も、栄養失調になる原因です。
野菜が中心のベジタリアンも、動物性たんぱく質がとれないため、たんぱく質不足になります。
大豆食品に含まれる植物性たんぱく質は、プロテインスコアが低く、必須アミノ酸を補いきれません。
同時に野菜中心の食事では必要な脂質の摂取ができず、肌はカサカサ、コレステロールが不足して生理がこないということにもなります。
若い女性の間でスムージーが流行し、ビタミンやミネラルを積極的にとる人が増えたのはよいことです。
しかし、たんぱく質は体に溜め込むことができず、ヘルシーだからといって朝食にスムージーだけだと、1日に必要なたんぱく質摂取はできません。
これらのチェック項目に多く当てはまるほど、栄養失調に陥っているといえます。
カルシウムが不足すればイライラし、栄養失調で自律神経失調症になれば息苦しさを感じることもあるのです。
嘔吐を繰り返す場合は摂食障害の疑いがあり、髪が抜ければ亜鉛やたんぱく質不足を疑う必要があります。
そして、お腹ぽっこりは典型的な栄養失調の症状です。
そのほかの症状では、脂質の不足、ビタミン不足により肌が荒れやすく、たんぱく質不足で免疫力が低下しています。
慢性疲労や治らないむくみも、栄養失調を疑う必要があるでしょう。
その昔、ビタミンB1が不足し脚気になることが問題となりました。
今では脚気になるほどビタミンB1が不足している人は少ないです。
その代わりビタミンが総合的に少しずつ不足しており、体の不調を感じる人が増えています。
ビタミンB2の不足では、眼の病気にかかりやすく、口内炎ができます。
ビタミンB6の不足は、末梢神経炎や脂漏性皮膚炎になりやすいといえるでしょう。
葉酸の不足は、白血球や血小板の減少となり、貧血がおこりやすくなります。
ビオチンの不足は、筋肉痛や皮膚炎に注意が必要です。
パントテン酸の不足は、疲労、頭痛などの原因となります。
ビタミンCの不足では、免疫力が落ちて風邪がひきやすくなります。
活性酸素の除去や、ストレスに対応するアドレナリン合成にも関与する物質です。
ビタミンCが不足するとエネルギー生成に問題が出て、疲れやすい状態になります。
コラーゲン生成にも役立っているため、皮膚、血管、骨などの問題にもビタミンC不足が関係します。
ビタミンCの体内における重要な作用とは、そのひとつは「抗酸化作用」です。
アンチエイジングに役立ち、生活習慣病や認知症疾患リスクも減らしていることがわかっています。
そしてビタミンCの働きでもうひとつ重要なのが、「補酵素」です。
酵素と相乗効果を持ち、コラーゲン合成、コレステロール代謝、アドレナリン合成の酵素にも関与しています。
ビタミンCが大幅に不足すると、「壊血病」になります。
現代人はほとんど見られませんが、発症すると血管などがもろくなり出血し、死ぬこともある病気です。
このような症状があるときには、ビタミンC不足を疑いましょう。
現代人はとくに過剰なストレスにより、アドレナリンが多く合成されているため、ビタミンCを多く消費しています。
また、喫煙習慣がある方、過度な運動をする方、紫外線を多く浴びる方も積極的にビタミンCをとる必要があるでしょう。
ビタミンCは過剰になりすぎることはなく、多ければ尿から排出されますから、少し多めにとっても体に影響はありません。
鉄が不足すると爪が反り返り「スプーン爪」になります。
血液中に鉄が不足するため、酸素を全身に運ぶことができなくなり、心臓が多く鼓動して、動悸や息切れを感じるでしょう。
鉄貧血がおきている状態では、疲労感、倦怠感なども感じるようになります。
これらは鉄欠乏が進むとおこる症状です。
鉄欠乏性貧血は徐々に進行すると、体がそれに順応してしまい、本人は貧血に気が付きません。
貧血の症状がなくても、氷を無性に食べたいときは注意が必要です。
血液中に含まれる赤血球は、体にある細胞の約7割を占める重要な部分です。
毎日新しい赤血球が生成され、赤血球のなかでへモブロビンが酸素と結合し、全身に酸素を運んでいます。
ヘモグロビンは鉄を含むたんぱく質です。
しかし、食事から摂取できる鉄はごくわずかで、体内で再利用されてまなかっています。
ところが体内で出血があるとき、女性の生理などで鉄を多く失います。
女性が鉄欠乏性貧血になりやすいのはこのためです。
過度なダイエットも鉄欠乏性貧血をおこしやすいため、注意しましょう。
慢性的な出血では、子宮筋腫や子宮内膜症などが原因となります。
亜鉛が不足すると味覚障害になることは、よく知られています。
そして現代人が見逃してはならないのが、性機能の低下にも亜鉛不足が関与していることです。
日本人に不妊症の人が増えているのも、亜鉛不足と関係があるといわれています。
亜鉛は、たんぱく質を合成するときに使われる微量栄養素のため、味覚を司る舌にある「味蕾」が細胞分裂しにくくなり、味覚障害になります。
亜鉛の不足はほかにも、食欲不振、皮膚炎、脱毛、口内炎、疲労感につながります。
カルシウムは摂取不足が目立つミネラルのひとつで、とくに20代の若い世代に不足が目立ちます。
カルシウムが不足すれば骨の形成に問題が生じるだけでなく、最近では大腸がんや動脈硬化との関連性がわかってきているミネラルです。
ほかにも血圧上昇や、ホルモンバランスの乱れ、免疫力低下、アレルギーなどの影響もおきやすくなります。
マグネシウムは骨、歯に60%含まれ、筋肉に30%存在するミネラルです。
体内のマグネシウム量が不足すると、骨からマグネシウムが流出し、一緒にカルシウムも失うため、骨粗しょう症リスクがあります。
片頭痛や便秘になりやすく、疲れやすいなどの症状も出るのが、マグネシウム不足です。
筋肉のけいれんもマグネシウム不足が原因で、こむら返りをおこすようになります。
マグネシウムは細胞のミネラルバランスを維持する役割もあるため、マグネシウムが不足すれば、細胞外にカルシウムが出ていくことができません。
すると血圧の上昇、動脈硬化、心臓病などもまねくため注意が必要です。
日本人はマグネシウム不足が「国民健康・栄養調査」により明らかになっています。
マグネシウム不足は生活習慣病との関与もあるため、中年以降の糖尿病、高血圧、メタボは、マグネシウム不足が原因だといえます。
現代社会では食生活が洋食化して、マグネシウムが多い海藻類の不足や、精製食品をとる機会が増えていることから、マグネシウム不足になっています。
食事からたんぱく質を十分摂取できないと、骨格筋からアミノ酸が放出します。
たんぱく質の不足はむくみが発生し、脂肪肝になりやすい状態です。
一方で、たんぱく質が不足していてもエネルギー不足になっていない場合は、むくみは出ません。
たんぱく質が減少すれば、筋肉、骨、心筋などからアミノ酸を補おうとするため、これらが減少します。
しだいに、リンパ球など免疫細胞が減少するため、風邪にかかりやすく、感染症を繰り返すようになります。
それ以上たんぱく質が不足すれば、傷が治りにくくなり、内臓機能が正常に働きません。
このような症状が複数ある場合は、たんぱく質不足を疑いましょう。
たんぱく質は体を維持するために重要な栄養素で、不足すれば体を分解して補おうとします。
筋肉の減少を調べるには、両手の親指と人差し指を使い、ふくらはぎを包み、指が付くようなら、筋肉が減少しているといえます。
現代人は糖質や脂質を多くとりすぎていて、たんぱく質、ビタミン、ミネラルは不足がちです。
1日のなかで朝はパンとコーヒー、昼食はラーメン、夜はカレーライスといったように、炭水化物がほとんどという家庭も少なくないでしょう。
炭水化物は、清涼飲料水、スナック菓子などにも含まれています。
そんななかで1日にとるものといったら炭水化物ばかりで、必要な栄養素が不足しているために、キレる子どもが増えているともいわれているようです。
その背景には、血糖値の急上昇が関係します。
食事の代わりにスナック菓子を食べている場合や、ジュースを大量に飲んでいれば、糖質の過剰摂取になります。
すると血液中に糖質が多くなり、血糖値が上がるため、血糖値を下げるインスリンが多く分泌されます。
インスリンの作用により血糖値は急激に下がり、精神的に不安定になって、イライラや怒りっぽい症状が出ます。
これが子どものキレやすい原因です。
血糖値の急上昇と急下降は生活習慣の原因となりやすく、うつ病や肥満、疲れやすいといった症状もひきおこします。
日本人にうつ病が増えているのも、糖質のとり過ぎや、必要な栄養素が摂取できていないことが挙げられるのです。
脂質の過剰摂取は肥満や炎症性の病気、アレルギーなどを発症させます。
その一方で、脂質の不足もいろいろな体の不調が出るため注意が必要です。
脂質は女性ホルモン、男性ホルモン、副腎皮質ホルモンの材料になります。
そのため、脂質が不足すれば、生理が止まり、副腎皮質ホルモンが生成できません。
脂質は脂溶性ビタミンの吸収を助けており、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK不足の症状も出ます。
とくに現代人の食事では、オメガ3系の脂質(青魚に多い)が不足しがちです。
細胞膜の原料にもなる重要な脂質で、不足すると肌荒れ、抜け毛が増えて、アレルギー症状が出ます。
オメガ3系の不足は、免疫低下や生理不順とも関係がある脂質です。
アレルギーがある方は、肉食中心の食事や、スナック菓子などは避けて、青魚を食べる回数を増やすことをおススメします。
栄養失調を改善させるには、体をつくる土台となる栄養素を積極的に食べることです。
5大栄養素とは、たんぱく質、脂質、炭水化物、ミネラル、ビタミンと5つが含まれています。
このうち体の構成成分となるのが、たんぱく質、脂質、ミネラル、ビタミンです。
炭水化物はエネルギー源になる栄養素で、これだけとっていても体をつくることはできません。
そのため、1日のなかで炭水化物ばかりとっている人が、サプリやスーパーフードを補ったとしても、栄養失調になっているといえます。
日本は戦後から食生活が欧米化となってきた影響で、肥満や高血圧、糖尿病などの生活習慣が増えてきたとされていました。
そのため、「健康になるためにはまず肉を減らす」という考え方が多いようです。
では、実際に日本人はどのくらいの量の肉を食べているのでしょうか?
思ったより肉を食べている人は少なく、肉のせいで生活習慣病が増えているとは到底思えません。
肉には良質なたんぱく質が含まれており、体内で分解されアミノ酸として取り込まれます。
そのなかには必須アミノ酸も含まれ、体で合成できないアミノ酸もあるのです。
アミノ酸は、皮膚、爪、髪、ホルモン、酵素にも使われ、血や肉になります。
たんぱく質が不足すれば、免疫力が正しく働かず、代謝も上手くできません。
日本人が長寿になったのも、たんぱく質を摂取するようになったからだといわれています。
長寿で知られる沖縄県は、豚肉や島豆腐をよく食べ、たんぱく質消費量が多い県です。
最近では高齢者にもっと肉を食べるようすすめるクリニックや介護施設なども増えているようで、元気で過ごすためにはアミノ酸スコアが高い肉は必須だといえます。
たんぱく質を含む食材の中で一番におススメしたいのが、卵です。
価格がお手頃で、料理方法も簡単なことから、誰でも取り入れやすい食材でしょう。
若い人で朝食を抜きがちな人でも、朝に目玉焼きくらいなら作れるのではないでしょうか。
卵が栄養失調改善にいいのは、プロテインスコアが100だからです。
魚や肉類はプロテインスコアが79~96くらいで、完璧な食材ではありません。
プロテインスコアとは、必須アミノ酸をどれだけ含んでいるかの評価で、100となる卵は全ての必須アミノ酸を含む食材です。
本来は魚や肉などバランスよく食べれば、複数の食材でプロテインスコア100にはなります。
しかし、食の細い高齢者や、欠食しがちな若者、ダイエット中の方では、たくさんの食材が食べられないため、せめて卵1個でも食べるほうがいいのです。
◆ 卵を食べるとコレステロールが高くなるのでは?
体内にあるコレステロールは、肝臓で合成される分が3分の2を占め、食品から摂取する割合は3分の1しかありません。
そのため、食事から摂取するコレステロールの量は、あまり関係ないことがわかっています。
コレステロールは、女性ホルモンの生成や、骨密度を高めるビタミンDの合成、ストレスホルモンの生成にも関わっています。
不足するとホルモンが合成できず、生理不順になる場合や、うつ病などの原因となる栄養素です。
このことから厚生労働省は、1日の摂取基準量をなくしています。
◆ たんぱく質は溜めておけない
ここまでたんぱく質の摂取に注意しなければならない理由が、たんぱく質は貯蓄が効かないからです。
1日に必要な量は、体重1kgあたり1gとなっています。
毎日確実にこれだけの量をとらなければならず、不足すれば筋肉や骨格筋を失ってでも、つくりださなければならない栄養素です。
現代人で摂取量が増えているのが、脂質と塩分です。
たんぱく質をとるとなると、同時に脂質の摂取量も過剰になるため注意しましょう。
できるだけ赤身のお肉を選べば、脂肪の摂取量は減らせます。
揚げ物を食べる機会が多い方も、脂質の摂取量が多くなるため注意してください。
しかし、脂質も体に必要な栄養素で、脳の60%が脂質で構成されていることから、まったくとらないのは問題です。
摂取すべき脂質とは、オメガ3系です。
これらがおススメの油です。
一方でサラダ油やキャノーラ油は、オメガ6系でとり過ぎに注意が必要です。
これらは過剰摂取で、血管障害や脳神経にダメージを与えることがわかっています。
カップラーメン、ファストフード、スナック菓子、揚げ物などを多くとる方は、オメガ6系が過剰になりがちです。
調理で炒めたり揚げたりするのに使いやすいのが、こめ油やオリーブ油です。
ミネラルのなかでとくに注意してとりたいのが、カルシウムです。
今まで基準値を上回ったことがなく、慢性的に不足しています。
厚生労働省が発表する、カルシウムにおける1日の基準値は次のとおりです。
ところが、2017年国民健康・栄養調査によると、平均が517mgしか摂取できていません。
カルシウムの吸収量はビタミンDを一緒に摂取しているかでも変わり、お酒や甘い物の影響で尿に排出されやすくなります。
カルシウムの摂取に適しているのは、乳製品、魚介類、大豆食品、野菜、海藻です。
一緒にマグネシウムやビタミンDを摂取し、吸収量を高めることができます。
そのため、マグネシウムやビタミンDが多いナッツ類や卵などを食べるのもおススメします。
現代人がこれほどまでに栄養失調に陥っている理由のひとつに、加工食品を買う機会が増えているからです。
若い世代だと外食が増えてしまい、家で作る料理といったら、インスタント食品や冷凍食品ということはないでしょうか?
30代や40代の世代でも、共働きの家庭が増えているため、忙しく手間をかけて料理を作る暇がありません。
また、加工食品も最近は美味しいものが多く、あえて選ぶという方もいるでしょう。
加工食品は加熱されたもののため、手作りの食品と比べミネラルの含有量が少ないです。
インスタント食品、コンビニ弁当、カップラーメンなどだけで食事を済ますと、次のようなミネラルの摂取量が減ります。
これらは必須ミネラルに含まれるもので、厚生労働省により1日に必ず摂取すべきミネラルだとされています。
とくに注意したいのが、加工食品に含まれる「リン酸塩」です。
ウインナーやカップ麺などに含まれる食品添加物で、食品を酸性に保ち腐敗しにくくするために配合されています。
ところがリン酸塩は、ミネラルの吸収を阻害してしまい、加工食品を多く食べていれば、それだけ必須ミネラルが不足しているのです。
病院で血液検査をおこない、「栄養失調です」と言われる原因の多くは、アルブミン不足です。
とくに高齢者で問題となっており、きちんと3食とっているつもりでも、食が細くなっているため、たんぱく質が不足してしまいます。
低栄養であるかの目安は、血液中のアルブミンの量で判断されます。
血液中の成分の6割はアルブミンが占めており、血液中の量が減れば、食事で十分なたんぱく質が摂取できていないことが原因です。
正常値は3.8~5.3 g/dLで、少なくとも4 g/dLは必要だといえます。
高齢や若い女性で低栄養になってしまう理由は
などといった間違った考え方によるものです。
血液検査で数値が低く、栄養失調だと診断されたら、食事のバランスを改善することが一番です。
重症であれば入院して、点滴で栄養を補います。
摂食障害で栄養失調になっている場合は、メンタルの面も一緒にケアする必要があります。
行動療法で少しずつ考え方を変えていくやり方や、精神的な症状が強いときは抗うつ薬などを使う必要があるでしょう。
しかし薬物療法は根本的な解消にはならないため、心のケアが重要です。
◆ 栄養失調で下腹部が膨らむのはなぜ?
栄養失調でお腹が膨らんでくるのは、たんぱく質が不足しているからです。
このような栄養失調の状態のことを「クワシオルコル」といいます。
おもに小児でみられる症状ですが、成人でもおこることがあります。
クワシオルコルの発生は、たんぱく質の不足とカロリー不足、ビタミンやミネラルの不足でおこるとされています。
おもな原因はたんぱく質の不足で、血中たんぱく質が不足すると血管の水分を保つことができなくなり、血管外に水分が漏れ出してしまうのです。
お腹がぽっこりまでいかなくても、下半身がむくみやすい人も注意が必要です。
女性が痩せたいばかりに、高カロリーだといわれるお肉を制限すると、逆にむくみがでて痩せにくくなってしまいます。
極端なダイエットを繰り返す人ほどむくみやすいのは、たんぱく質不足だからです。
太っていても栄養失調だとどうなる?
太っている人が栄養失調の場合は、代謝に必要な栄養素の不足が考えられます。
カロリーに気を付けるのではなく、必要な栄養素の補給に注意すると、標準体重に近くなるケースも多いため、そういった方は栄養面に注意しましょう。
もし太ったまま栄養失調の状態が続けば、痩せることができないまま、体の不調が出ます。
◆ 食べても痩せているそれって栄養失調?
必要なカロリーも栄養素も摂取しているのに、食べても痩せてしまう場合は、甲状腺機能亢進症の疑いがあります。
パセドウ病とも呼ばれ、甲状腺ホルモンが過剰になりすぎて、代謝が高まる病気です。
または糖尿病を発症している可能性もあります。
糖尿病は、喉が渇きやすい、おしっこの回数が多いのが特徴です。
栄養が吸収できず低血糖になってしまうため、大量に食べるようになります。
どちらにしても病院で詳しい検査を受けましょう。
◆ 忙しいので夕食でバランスを取ればいい?
必須アミノ酸をすべて補うためには、夕食だけでは足りないといえます。
筋肉など体はつねに合成と分解を繰り返していて、たんぱく質を抜いた食事をしたときは合成することはできません。
食間でも筋肉は分解をしているため、できるだけ筋肉を減らさないためにも、毎食たんぱく質を摂取するのがベストだといえます。
皮膚や心臓は1か月で、筋肉や肝臓や2か月で入れ替わるため、できるだけ分解させないのが、機能を維持させるポイントです。
「まさか自分が栄養失調?」と感じた方は、現代人が不足しやすい栄養素の補給に注意してみましょう。
などに注意してみてください。
バランスのよい食事は、結果的に無理しなくても標準体重を維持できて、過度なダイエットが避けられます。
摂食障害になっている方は心の治療も必要ですから、専門家と協力しながら、少しずつ栄養摂取を増やすようにしてみましょう。
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