お悔やみの言葉とは?マナーや文例、使ってはいけない言葉を解説

葬式やお通夜に参列したことはありますか。

故人を亡くされて悲しみに暮れているご遺族に対して声を掛ける場合、配慮をする必要があります。この記事では、お通夜でのお悔やみの言葉や、お通夜にて使ってはいけない言葉について紹介していきます。

目次

お悔やみの言葉とは

葬式やお通夜に参列したことはありますか。故人を亡くされて悲しみに暮れているご遺族に対して声を掛ける場合、配慮をする必要があります。この記事では、お通夜でのお悔やみの言葉や、お通夜で使ってはいけない言葉について紹介していきます。

お悔やみの言葉とは、訃報の連絡を受けて通夜や葬儀の場で死をとむらう気持ちを伝える言葉です。この機会に通夜に関する知識を深めていきましょう。では、早速見ていきましょう。

お通夜でのお悔やみの言葉10選

お通夜でのお悔やみの言葉について確認していきましょう。10個紹介していくので伝える相手や状況に合わせて使い分けましょう。

お通夜は故人が亡くなってからまだ日が浅いため、その状況を受け入れられていないご遺族も多いです。ご遺族が不快な気分にならないよう、また最大限個人のことを考えられるように声を掛ける場合は配慮をする必要があります。

1:お悔やみ申し上げます。

1つ目のお通夜でのお悔やみの言葉は「お悔やみ申し上げます」です。ご遺族や通夜の受付担当の人に対して、声をかけましょう。

「お悔やみ申し上げます」というフレーズはシンプルで気持ちが伝わりやすいです。ご遺族に対してはどんな言葉をかけても悲しみが深まるだけなので、そっとしておくことが一番です。ただ一声かけるとしたらこの言葉をかけましょう。

2:心からお悔やみ申し上げます。

2つ目のお通夜でのお悔やみの言葉は「心からお悔やみ申し上げます」です。「心から」という言葉を付け加えて、より丁寧に声をかけましょう。

ご遺族と会話をする状況になったときには「心からお悔やみ申し上げます」と丁寧に言葉を送ります。ご遺族との親交の深さによって「気を落とさないでね」などと声をかけ、気遣う気持ちを伝えましょう。

3:謹んでお悔やみ申し上げます。

3つ目のお通夜でのお悔やみの言葉は「謹んでお悔やみ申し上げます」です。「謹んで」という言葉を付け加えて、ご遺族の気持ちに寄り添いましょう。

「謹む」には「うやうやしくかしこまる」という意味があります。かしこまった態度を見せ、ご遺族の気持ちに配慮しましょう。「申し上げます」という謙譲語を用いることで相手を立てる態度を取りましょう。

4:このたびは、ご愁傷さまです。

4つ目のお通夜でのお悔やみの言葉は「このたびは、ご愁傷さまです。」です。「ご愁傷さまです」というフレーズには「相手を気の毒に思うさま」という意味があります。

故人を亡くされたことを気遣い、悲しい気持ちに寄り添う気持ちを込めて「ご愁傷様です」という言葉をかけましょう。ご遺族に対してかけたい言葉は数多くあるでしょうが、そっとしておくことも大切であることを忘れないようにしましょう。

5:心よりご冥福をお祈り申し上げます。

5つ目のお通夜でのお悔やみの言葉は「心よりご冥福をお祈り申し上げます。」です。ご遺族に対して故人が安らかに眠ることを祈る気持ちを込めて言葉を送りましょう。

「冥福」には「死後の幸福」という意味があります。亡くなって寂しいけれども、死後の天国で幸せに暮らしていけますようにという気持ちを込めて声をかけましょう。

6:このたびは、本当に残念でなりません。

6つ目のお通夜でのお悔やみの言葉は「このたびは、本当に残念でなりません。」です。故人が亡くなったことに対して残念だという自分の気持ちを伝えましょう。

「お悔やみ申し上げます」「ご愁傷様です」という言葉が一般的ですが、どこか自分の言葉ではないような気をする人も多いのではないでしょうか。「残念である」という自分のストレートな気持ちを伝えましょう。

7:ご家族の皆様、どうぞお力落としのございませんように。

7つ目のお通夜でのお悔やみの言葉は「ご家族の皆様、どうぞお力落としのございませんように。」です。故人を亡くされたご遺族に対して、励ましの言葉を送りましょう。

故人を亡くされた悲しみや辛さで食事が喉を通らなかったり眠れなかったりする影響で、体調を崩してしまうご遺族はたくさんいます。そのことを気遣う気持ちを伝えましょう。

8:このたびは、思いがけないことでさぞかしお力落としのこととお察しいたします。

8つ目のお通夜でのお悔やみの言葉は「このたびは、思いがけないことでさぞかしお力落としのこととお察しいたします。」です。悲しみに暮れるご遺族に寄り添った言葉をかけましょう。

故人の急な死はとても悲しく、ご遺族にとって受け入れがたいことです。気を落としすぎないてといたわりの言葉をかけましょう。ご遺族の様子を見て言葉を選ぶことが重要です。

9:このたびは、悲報に驚いております。

9つ目のお通夜でのお悔やみの言葉は「このたびは、悲報に驚いております。」です。故人がなくなったことに対する率直な気持ちを伝えましょう。

知人がなくなるということは驚き悲しいことです。びっくりしたという率直な思いを伝え、私にできることがあればなんでも言ってくださいと、ご遺族を配慮する言葉をかけましょう。

10:何と申し上げてよいか、言葉もありません。

10個目のお通夜でのお悔やみの言葉は「何と申し上げてよいか、言葉もありません。」です。悲しむご遺族に対して言葉が見つからない場合、かける言葉もないと悲しみを伝えましょう。

かける言葉がない場合、このようにして言葉を濁す方法もあります。言葉が見つからない場合は、深く一礼するだけでも思いは伝わります。参列者を気遣うご遺族を思って一礼で済ませるのも1つの配慮です。

お通夜のお悔やみの使ってはいけない言葉

ここからはお通夜で、お悔やみの言葉として使ってはいけない言葉を確認していきましょう。不幸を連想させる言葉や不吉な言葉はお通夜や葬式では控えたり言い換えたりすることがマナーです。

ご遺族や参列者を不快な気持ちにさせないように配慮しましょう。このマナーを知らない人も多いことでしょう。この機会に学んでおくことをします。

死や苦しみを連想させる言葉

1つ目のお通夜のお悔やみで使ってはいけない言葉は「死や苦しみを連想させる言葉」です。「死ぬ」という言葉や「4」「9」の数字は発言しないようにしましょう。「死ぬ」という言葉は「亡くなる」という表現に変え、「4」や「9」の数字は「し」「く」と読まず、「よん」「ここのつ」と読むようにします。

重ね言葉

2つ目のお通夜のお悔やみで使ってはいけない言葉は「重ね言葉」です。「たびたび」「重ね重ね」などの重ね言葉は不幸の連続を予感させるため、控えましょう。不幸が繰り返されることが連想されるため、葬式やお通夜に限らず冠婚葬祭の場で重ね言葉は不吉とされています。

再びを連想される言葉

3つ目のお通夜のお悔やみで使ってはいけない言葉は「再びを連想される言葉」です。「再び」「続いて」「繰り返し」などの言葉は、不幸がまた訪れることを連想されるためNGです。言葉をつなぐときに使ってしまいがちのこれらの言葉は意識して避けるようにしましょう。通夜や葬式の場にふさわしくない言葉です。

不吉な言葉

4つ目のお通夜のお悔やみで使ってはいけない言葉は「不吉な言葉」です。「消える」「大変」「浮かばれない」などの不吉な言葉は避けましょう。ご遺族に声を掛ける時に「大変でしたね」「故人も浮かばれない」などと発してしまう人もいるでしょう。しかし、使うべきではない言葉ですので注意が必要です。

お通夜でのお悔やみの言葉を知ろう

いかがでしたでしょうか。お通夜でのお悔やみの言葉や使ってはいけない言葉を紹介してきましたが、参考になったでしょうか。

お通夜でのお悔やみの言葉をマナーを意識して、故人を偲びましょう。最も配慮すべきはご遺族や故人のお気持ちです。相手の立場に立って不快な気持ちにさせないように注意しましょう。

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